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念願の常神半島へ行ってきました

 かねてから行ってみたいところだった。初めてではない。おそらく子供のころ、親に連れて行ってもらっている。成人してからは、かつての勤め先の関係で、バスを運転して来た事がある。

 子供を持つようになってから、いつかは行きたい、うまい魚が食べたいと、何度か計画したことがあるが、適当な宿が見つからず、とっても遠いイメージがあっていつも途中で計画変更してきた。狭くうねうねと海岸線どおりの道は、すれ違うのもいやになるような道で、目的地が目の前に見えるのになかなか到着しないイメージが強く残っている。

 今回は、仲良くしてもらっている子供の友達家族に昨年のうちに宿を紹介してもらっていた。HPで調べてみると、なかなかよさそうで、電話の応対も悪くない。食見のよしおかや以来の好レスポンスだ

 吉田家の情報によると、無人の浜があるという。宿に頼むと船で渡してくれるらしい。ただし、トイレとか、更衣室とか給水施設とか、とにかく人工のものは何もないらしい。携帯電話も圏外だとか。春から、これまで吉田家から情報を聞き出し、ある程度のイメージが出来上がった。地図を眺めながら想像するに、おそらく、小川海水浴場から数キロはなれた岬の先っぽへ渡してくれるのではないかと思っていた。砂浜有り、岩場有りとの情報だったからだ。

これまで平日ばかりに行っていたので、まったく無人だったらしいが、今回は一日海の日にかかるのでひょっとしたら何組か先客があるのではないか、あまり広いところではないので座る場所もないかもしれないと直前になっての情報だった。朝一番につく必要があるとのことで、5時出発、現地9時に浜を出る、ということとなった。これまでは漠然と6時出発、10時ごろ到着でいいと思っていたのでちょっと緊張してきた。行程としてみたら、すぐ手前の食見に2度行ったのでそれから考えると3時間見ておけば、おそらくおつりが来るだろうと思っていたが、緊張して見直すと、半島側のうねる道を考え、確かに3時間半くらい見ておかないとまずいかなと、行程を見直した。

 いよいよ日が近づいてきたら、台風が発生した。昨年は、念願の2泊を確保したのに、台風の接近で1泊をキャンセルした経緯があり、進路予想にやきもきしたが幸い進路も大きくそれ、温帯低気圧になって事なきを得る。吉田家は旦那の仕事の都合がつかず、直前の五日前くらいにようやく同行できるようになってこちらも気をもんだ。

 当日の朝。起こさなくても子供らは自分で起き出し、身支度をしている。前日のうちにあらかた荷造りをしてあったので、すぐに出発、近所のファミマで朝食を仕入れる。ここで、吉田家と合流。年長児のいる吉田家にとっては、朝の出発が心配だったが、三男坊も順調に起きてきたようだ。

 今回初めてETCを導入した吉田家と、いったん大垣ICで乗りなおすことを打ち合わせ、めいめい出発。中央道をしばらく吉田家のラルゴの後ろについて走るが、やがて我慢できなくなって先に行く。大垣ICで3分時間を調整し、程なくラルゴも到着。

 引き続き、名神、北陸道と走り、敦賀ICを、◇◆時通過、常神小川には、8時ちょうど到着。すぐに宿を訪ね、本日の予定を確認、打ち合わせるが、渡してくれる若旦那がまだ漁から帰ってきていないので渡しができるのは9時半ごろになる、部屋もまだ前泊の客が残っているので荷物も置けない、風呂場で着替えだけはできる、時間つぶして9時半にきてくれと、、、、まだ1時間半もあるよ、、、。

 仕方なく、浜をうろつく。しかし、暑い、暑い、ひどく暑いのでやっぱり車に避難、エアコンをかけたまま時間をつぶす。吉田家は道中買い物をしながら30分くらい遅れて到着。ちょっと打ち合わせがてら外でしゃべっていると、若旦那も帰ってきたようで9時に渡しができるとか。

 すでに水着は着用して出かけてきているので、すぐに渡してもらう。渡してもらうのは船というよりボートに近いくらいの船。3分も乗らないうちについてしまう。浜からすぐ見えるところだった。さすがに12人一度には乗れず、2度に分けて渡してもらう。渡してもらう最中、船でしか行けないと聞いていたが、歩いて向かっている2人組を発見。浜について、荷物を下ろしていると、その2人組が到着し、通過して行った。後で聞いたところによると、宿によっては、渡しのサービスもなく、情報もないようだ。その二人組いわく、何年も来ているが、毎回歩いてきているとのこと。彼らは、浜を通過し、さらに岩場のほうへ歩いていった。持ち物からすると、相当本格的に潜るようだ。密漁か?

 さて、その浜であるが、吉田家から聞いていた情報から想像していた様子より、狭くて、陰気で、汚い。ごめん。

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 浜は、漂着物でいっぱい。はだしでは歩けない。浜の奥行きも狭く、せいぜい20メートルくらいで、すぐにがけになる。がけは岸壁でもなく、低木が茂っているので、木陰はあるが、広いものでもないのでタープを張るが、浜の風は強く、油断していると倒れてしまう。吉田家は慣れたもので肥料袋を持参し、砂をつめて、タープのロープをつないでいた。我が家もタープを持ってきていたが、吉田家にお邪魔することとした。

 水も、トイレもないとのことで着替え用の背の高いテントを購入し、非常用のトイレもいくつか持ってきていたが、使わなかった。風で動いてしまって返って邪魔だった。

 10時ごろから海で遊ぶ。砂浜もあり、岩場もあり、変化があって面白かった。しかし、海水の熱いこと。こんなのは初めてだ。内海のほうは、ジャブジャブとためらわずに入ってゆけるが、若狭はこれまでは、腰をつけるのをためらい、一度はひゃーっと、縮み上がりながら入水したものだが、ぬるい風呂に入るようだ。後で、宿の若旦那も行っていたが、こんな熱い海水は初めてだとか。海の中でも潮の動きによるのか、ひどく熱いところと、冷たいところがまだらにあって、なんとも気色悪かった。

海の中は、海草が茂り、ムラサキウニや、サザエが結構いて楽しい。バフンウニも発見。とって割ってみるが、ムラサキウニは、春先が産卵期だとかで、食べるところはなかったが、バフンウニは、結構ウニの味がした。  

 吉田家のじいちゃんはひたすら釣りをしていた。つれたのは、キスが何匹か。子供らは、手網やら、ヤスやらで魚を追い回しているが、そんなものでとらわれる魚はほとんどいない。わずかにふぐが何匹かヤスにかかっていたようだ。

 昼は、浜の石を組み、網で肉を焼いて食べたが、苦労して運んできた割には、どうってことなかった。おにぎりとお茶でいいと思った。熱いところで火をかまうのはやはり苦痛だ。吉田家のじいちゃんのつったキスをもらって焼いて食べたが、これはうまかった。

 午後からもめいっぱい海に浸かっていた。岩場のほうで、岩ガキを発見。何度も潜ってとろうとするが、少々のことでは取れない。バールがいる。それでもかつて水島で拾ったステーキナイフをこじ入れ、割ってとると、割った瞬間に、小魚がよってきた。片割れを持って浜に上がり、食べてみたら、ちゃんとカキの味がした。岩にはイソギンチャクもたくさんついていた。サザエも結構いて、それなりの大きさのをとって、割って生で食べると、こりこりというより硬かった。

 子供らの心配ばかりをしていたが、岩場で遊ぶと、貝殻でひどく手を切った。その切れ味の見事なこと。すっぱりとざっくりと切れる。いつ切ったのかわからず、海水がしみて、血が出ていることで気がつくしまつ。やっぱり軍手が必要だ。足元だけは、サンダルを古ストッキングで縛っていたおかげで安心だった。子供らはそれをうるさがってはだしで歩くので、ささったとか、切れたとかで、べそをかいていた。

 あっという間に1日が過ぎ、宿へ帰る。風呂に入るのに、大人数なので、時間がかかる。しばらく外で待っていたのだが、腰が痛んできて、また、この日はひどく暑かった。待つことの長かったこともあって、ちょっと気分も悪くなってきそうだ。ようやく順番が回ってきて、吉田家の男衆とシャワーを浴びる。ラッシュガードのおかげで、日焼けもひどくなく熱い湯船にどっぷりと浸かる。やや、首筋とすねが痛む程度だったが、吉田家はひーひーといっていた。

 さっぱりとして、食事に出かける。宿の部屋は、母屋から少し離れた別宅の2階。とっても暑くて、エアコンをかけているがちっとも涼しくならなかったので、そのまま食事に出かける。やれやれとビールを飲んだら、嫁がダウン。食欲がないといって横になっている。どうやら軽い熱中症らしい。せっかくのご馳走がもったいないが、とても食べられない、といって部屋へ戻っていった。

 食事は、刺身がほとんど。煮物や焼き物などより刺身がいいとオーダーをしていたが、茹でたかにの足が山ほど付いてきた。これもうまかったが、これだけで腹が膨れてしまった。大人1名マイナス、大人1名と子供3名で5名分の料理はとってもきつく、とにかく刺身だけを残さないように腹に収めるのが精一杯で、味わうなどという暇はなかった?

 翌日、浜渡しはやめて、小川の海水浴場で過ごすことにした。昔からの小さい海水浴場だ。テトラポットに囲まれ、ちょっと泳げる子ならすぐ泳いでゆけるくらい。中ほどに浮島が2つ浮かべてあって、そこから飛び込むことが楽しく、子供らはひたすら遊んでいた。

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 5年と4年の男坊主は、もう浮き輪も不要で、ひたすら遊んでいた。頭から飛び込みたいのだが、体が怖がって、腹から入ってしまう。2年生の娘は、浮き輪を抱いたまま、勢いよく足から飛び込むようになった。昨年までは、足のつかないところには絶対に行きたがらなかったのに、、、、浮島の回りは、水深が3メートルほどあって、どんな飛び込み方をしても頭を打つことはないので、安心。

 ここも、底は砂と石混じりで海草もたくさんある。南のほうの岩場へ行くと、ムラサキウニも結構いたが、海水浴場の外になり、外海になるのか波がきつくて、素人にはちょっと怖い。無難にブイの内側で遊ぶこととする。

Tngm_072  朝8時30分ごろには、浜で遊び始めたが、平日ということで誰もいない。一人もいない。これは貸切だと、うれしく思ったが、なんともさびしい。やがて、10時を過ぎるころに1件、また1件と家族連れが遊びに来たが、それでも静かなもの。10時ごろになり、夕べから何も食べてない嫁が腹が減ったと言い出し、ポテトチップスが食べたいとかで、町の中をさまよったが、店がまったくないといっていた。待ちきれない嫁は、11時30分ごろ、宿へおにぎりを受け取りに行った。宿のおばあちゃんに、いったい海でそんな長い時間何をしているのだと不思議がられたと笑っていた。

 午後からもひたすら海に浸かっていた。何をしていたのか、、?ただ、ひたすら遊んでいた。16時過ぎまで遊んで、宿へ帰り、今日は平日なので、風呂も待つことなくすぐに済ませ、缶ビールを飲んですごす。17時30分、食事に出かける。今日は、嫁も腹いっぱい食べた。でも、食べ切れなかった。煮魚がとってもおいしかったが、食べられなかったと嫁は惜しんでいた。梅干がとってもおいしかったが、それでご飯が食べられなかったと悔やんでいた。ほんとに腹いっぱいだ。1日目は、ヒラメとタイの舟盛りに甘エビ、サザエのつくり、それにゆでたかにの足。2日目は、イシダイとタイの舟盛りに大きい甘えび、はまちのつくり。満足、満腹だったが、残念だったのは、ウニがなかったこと。食事の内容は、よしおかやがやっぱりいいような気がする。

Tngm_099 これで、1泊2食1日目8400円、2日目9450円、子供はどちらも5250円。2日目昼食のおにぎりは請求忘れなのか、サービスしてくれたのかどうか明細に記載なかった。

 3日目は、朝から福井県立恐竜博物館へ向かう。昨年に引き続き2度目。常神からは、しっかり2時間かかるので、早く出たいのだが、なかなか出発できず、9時近くなってから出発する。11時ごろ到着するが、やはり2回目だと感動も低く、足早に進んでしまう。13時ごろには、見終ってしまって、食事は、昨年の経験から外で済ますことにして早々に退園する。越前もそばが有名だったとそばを食べることとし、大野市内の大きな蕎麦屋に入ってみたが、、、、、決してまずくはないのだが、どうも趣味が合わない、店のつくりではなくて、メニューの構成が、、、、カレー、そば、うどん、そんなメニューの蕎麦屋だった。

 3日目ということもあって、皆お疲れの様子。言葉も少ない。今回も、大野から油坂峠越え。今回は天候もよく、車の流れもよく、私だけ、気持ちのよいドライブで元気。周りの景色を堪能し、20年位前に通った、九頭竜の風景を懐かしむことができた。峠を越えるころに、所要時間を考えるとこれから白川郷はきついと判断し、郡上から堀越峠を越えて、金山から中山七里をドライブしてゆっくり帰ろうと予定を変更した。このルートは、20年前に石徹白へ通ったころのルートだ。久しぶりに風景を懐かしみながら、子供らは寝入っているので気持ちのよいドライブだ。東仙峡を下り、R41へでたところで、白川口から帰る近道も考えたが、なんとなく下呂経由にステアをきる。

 ゆっくり、ゆったり、ドライブして17時帰着。三日目まで遊びきるまでの体力は、まだ子供らにはないようだ。

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